- 占い師夢.com MENU -
気になる項目へジャンプできます
当サイトは 占い師夢.com からも来れます 占い師夢.com

サイトのイラストとホッチキス型の占い師の助言

私はこのウェブサイトに使うイラストについて書き留めておきたいことがあります。

サイトで使っているイラストのいくつかは私自身が描いたものです。夢の解説をしていきたいと思っていた時、最初は写真や既存の画像を使おうと考えていましたが、自分のイメージにぴったり合う画像がなかなか見つかりませんでした。インターネット上には膨大な画像があるにもかかわらず、心の中で描いていたイメージとしっくりくるものが見つからず、何日も探し続けた末に行き詰まりを感じていました。

どうしようかと悩んでいたある夜、夢の中にホッチキスの形をした占い師が現れました。

不思議な姿でしたが、どこか親しみを感じる存在でした。その占い師は優しい声で「ぴったりのものが見つからなければ自分で描いちゃえばいいんだよ♪」とアドバイスをくれました。まるで長年の友人のような安心感があり、私もすぐに「それいいね♪」と共感し、目が覚めた時には自分でイラストを描く決意が固まっていました。

ホッチキスの形をした占い師のイラスト

実際に描き始めてみると、最初は手が覚えているか不安でしたが、筆を持つ感触、紙の上で色が広がっていく様子に心が躍りました。思った以上にスムーズに手が動き、頭の中のイメージが形になっていく喜びを感じました。一枚、また一枚と描くうちに、絵を描くことはとても楽しく、満足のいく結果が得られています。自分の内面世界を視覚化できる喜びは、言葉では表現しきれないものがあります。

実は子供の頃、最初は絵を描くのが好きでした。クレヨンや色鉛筆を使って、思いつくままに描く時間は純粋な喜びでした。学校の友達からも「上手だね」と言われることが多く、それなりに自信を持っていました。しかし親が私の絵を見て「才能があるから伸ばしたい」と考え、地元で評判の絵画教室に通わせることになりました。

最初は新しい画材に触れる楽しさもありましたが、次第に絵を描くことが苦痛になっていきました。先生の指示通りに描かなければならない静物画や風景画、決められたテーマに沿った作品制作は、私にとって自由な表現の喜びとはかけ離れたものでした。毎週土曜日の午後、友達と遊ぶ時間を犠牲にして通う教室は、次第に重荷となっていきました。

今振り返ってみると、そもそも自分から行きたいと思ったわけではなく、親の期待に応えるために通っていたのだと思います。私自身は絵が上手くなることよりも、好きなものを好きなように描きたかっただけで、技術の向上には特に関心がありませんでした。毎週決まった時間に描きたくもない絵を描くことが本当に辛く、教室の帰り道はいつも憂鬱でした。結局、中学生になる頃には親を説得して、数年通った教室をやめることができました。

その後は学校の美術の授業で描く程度でしたが、ある時人生で初めて深い挫折を経験した後、突然創作意欲に駆られて絵を描いた時期がありました。当時はインターネットも今のような形ではなく、専門的な知識を得る手段も限られていました。それでも何かに導かれるように、古い絵の具セットを引っ張り出し、自己流で描き始めました。

夜中の静かな駐車場で車のライトを頼りに、感情のおもむくままに筆を走らせました。技術的には未熟でも、その時の私には必要な表現方法でした。キャンバスに色を重ねる度に、心の中の重荷が少しずつ軽くなっていくのを感じました。徹夜で一枚の絵を描き上げ、最後の一筆を置いた時には不思議な達成感と解放感がありました。

今思えば、それは無意識のうちにアートセラピーのようなことをしていたのだと思います。言葉にならない感情や、整理できない思いを色と形で表現することで、自分自身を癒していたのでしょう。

その時期は一心不乱に絵を描くことがしばしばあり、その時に描いた印象的な絵が数枚あります。

その後はまた長らく絵を描かなくなりましたが、その数枚の絵は特別な意味を持つものとして、何度の引っ越しでも大切に持ち運んできました。

それ以降は日常に追われる中で、時折心に浮かんだイメージをスケッチブックに残すことはありましたが、本格的に絵を描く時間は取れませんでした。それでも、気づけば小さなスケッチブックが数冊たまり、自分の内面の変化を追うような記録になっています。

これからは、過去のスケッチや新しく描いた作品も含め、折を見て公開していこうと思っています。完璧ではなくても、自分の内面を映し出す鏡のようなこれらの絵が、サイトを訪れる人の何かの参考になればと願っています。

また、日常生活でも、人に対する説明のために絵を描くことがあります。言葉だけでは伝わりにくい感情や状況も、シンプルな線画で表現すると不思議と理解してもらいやすくなります。ノートに絵と文字を組み合わせることで、相手にも理解してもらいやすいですし、後で自分が見返す時にもイメージ図があると記憶が鮮明によみがえります。

絵を描くという行為は、私にとって再び喜びとなっています。技術的な完成度を求めるのではなく、自分の内面と向き合い、それを形にする過程を大切にしたいと思います。時には子供のような稚拙さがあっても、それも含めて私自身の表現なのだと受け入れられるようになりました。

これからも、夢の世界や内面の風景を、自分らしいイラストで表現していきたいと思います。あのホッチキス型の占い師に感謝しながら。

ホッチキス占い師

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしていただけるとありがたいです
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

占い師夢(うらないしゆめ)。当サイトの管理人。

気になる項目へジャンプできます